ウォレット選びでいちばん大事なのは、秘密鍵を誰が持つかです。自分で持つならセルフカストディ、交換業者が持つならその会社を信頼して預けていることになります。「Not your keys, not your coins(鍵がなければ自分のコインではない)」という言葉があるほどです。
どちらにも使いどころがあります。少額で頻繁に取引するなら登録業者での保管でも構いませんが、大きな金額を長く持つなら自分での管理も検討しましょう。
ハードウェアウォレット
秘密鍵をオフラインで保管する小型の機器です。取引は機器の上で承認するため、パソコンがマルウェアに感染しても秘密鍵は漏れません。購入は必ずメーカー公式または正規販売店で新品を選び、中古品や「設定済み」の端末は使わないでください。
ソフトウェアウォレット
スマホアプリやブラウザ拡張機能のウォレットです。無料でDeFiとの連携も手軽ですが、安全性はインストールした端末に左右されます。日常の少額利用向けで、大きな金額の保管には向きません。
交換業者に預ける場合
交換業者に預けた資産は、その会社に対する返還請求権にすぎません。2024年5月には国内の交換業者DMMビットコインから約482億円相当のビットコインが不正流出し、同社はその後廃業しました。国内の登録業者は利用者の資産を分別管理し、大部分をコールドウォレットで保管する義務を負っています。
リカバリーフレーズの保管
紙に書くか金属プレートに刻み、安全な場所に保管してください。写真に撮る、クラウドやメモアプリ、LINEのトークに保存するのは避けましょう。リカバリーフレーズの入力を求めるサポートやエアドロップ、ウォレット認証は、すべて詐欺です。